サブスク全盛の今、CDをリリースしてみて

「えっ?今CDで出すの?」
正直、そう言われる時代だと思っていた。

でも実際には、ここ最近、
CDの売上が少しずつ戻ってきているらしい。
アーティストの物販や、ライブ会場、
“ちゃんと欲しい人”の手元では、
CDが静かに息を吹き返している。

流行に戻った、というより、
必要な人のところに戻ってきた
そんな感覚に近い感じなのかな?

サブスクは、相変わらず便利だ。

移動中でも、作業中でも、
音楽は簡単に手に入る。
それはもう、疑いようのない事実だ。

一方で、
「音楽を選ぶ時間」
「音楽と向き合う時間」は、
少しずつ減っている気もしていた。

そんな中で、
CDという形が、
逆に新鮮に映り始めているのかもしれない。
そうだったらいいなという希望的観測でもあるけど。

今回、CDを作ってみて感じたのは、
CDは“聴く前の時間”も含めた作品だということだった。

1.ケースを開ける。
2.歌詞を眺める。(今回はPDFにしたけど)
3.曲順に身を委ねる。

そこには、
サブスクでは省略されがちな「間」がある。

今回は「気持ち」で購入してくれた人も多いと思うけど、
その「間」を、
今あらためて求めている人も
少しずつ増えているのかもしれない。

実際、CDを手に取ってくれた人からは、
こんな言葉をもらった。

「ちゃんと聴こうと思った」
「久しぶりに、最初から最後まで聴いた」
「部屋で流す時間が楽しかった」

売上の数字以上に、
その感想が、とても新鮮だったし嬉しかった。

CDをリリースしてみて思う。

これは懐古でも、逆張りでもない。
形があるものに味を感じてくれる人も、サブスクに疲れた人たちも、
もう一度“自分の速度で音楽に触れたい”
と思わせるそんな力がCDにはある。

CDの売上が戻ってきているという話も、
きっと、その延長線上にある。

サブスク全盛の今、CDをリリースしてみて。

効率や拡散を考えれば、
正解じゃない選択かもしれない。

でも、
誰かの部屋で、
誰かの一晩を占有できる音楽。

そういう価値は、
今も、確かに残っているし、
そういう音楽を目指している。

だからこのCDは、
時代に逆らったものじゃなく、
今の時代にこそ選ばれるべき形なんだと思っている。

そもそも読んでいる人がいるかすら不明のこのBLOGもそうだけど、
なんだか「じんわり」伝わってほしいんだよね。 笑

CDを購入してくださったみなさん、
改めてありがとうございます。
本当に嬉しいです。

CDに同封しているQRコードから、
「JINSEI JINSEI」のインスト音源や、
「しつけーやつ」のREMIXも聴けるようになっています。
ぜひ、そちらも楽しんでください。

まだ未定ではありますが、
今後、そのQRコードのリンク内に
何らかのコンテンツを追加できたらとも考えています。

決まり次第、またお知らせします。
こちらも楽しみにしていてもらえたら嬉しいです。

mica